ホーム > 記事一覧 > 検索注目ピックアップ一覧 > 作家の上橋菜穂子さんの「鹿の王」は、検索を駆使した「2015年本屋大賞」受賞作

Yahoo!検索で急上昇したヒトやモノに突撃取材、コメントもご紹介!「検索注目ピックアップ」

作家の上橋菜穂子さんの「鹿の王」は、検索を駆使した「2015年本屋大賞」受賞作

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

作家の上橋菜穂子さんが、著書「鹿の王」で「2015年本屋大賞」を受賞し、4月8日のYahoo!検索のデイリーランキングで急上昇しました。
http://searchranking.yahoo.co.jp/burst_ranking/20150408

全国の書店員の投票で決定する「本屋大賞」で支持された「鹿の王」を執筆した上橋菜穂子さんとは、どんな作家なのでしょうか......?

そこで、上橋菜穂子さんにお話をうかがいました!

(中央が上橋菜穂子さん)


上橋菜穂子さんプロフィール

上橋菜穂子(うえはし・なほこ) 
東京都出身、千葉県在住。52歳。作家、川村学園女子大学特任教授。文化人類学専攻、オーストラリアの先住民アボリジニを研究。1989年、「精霊の木」で作家デビュー。
著書に、第34回野間児童文芸新人賞、第44回産経児童出版文化賞≪ニッポン放送賞≫をダブル受賞した「精霊の守り人」をはじめとする「守り人」シリーズ、第42回野間児童文芸賞を受賞した「狐笛のかなた」、「獣の奏者」シリーズなどがある。
海外での評価も高く、2009年、英語版「精霊の守り人」で米国バチェルダー賞を受賞。2014年、"児童文学のノーベル賞"と称される国際アンデルセン賞≪作家賞≫を受賞。日本人の作家としては1994年に受賞したまど・みちお氏以来2人目の快挙となる。
綾瀬はるか主演で「精霊の守り人」が2016年春からNHKでドラマ化されることも決定している。
「鹿の王」で、2015年本屋大賞第1位、第4回日本医療小説大賞受賞。

2015年本屋大賞第1位!!
鹿の王 (上) ――生き残った者――
鹿の王 (下) ――還って行く者――
著:上橋菜穂子

特設サイト
http://www.kadokawa.co.jp/sp/2014/shikanoou/

PV:角川ブックチャンネル(YouTube)
http://youtu.be/Jc2S6uUcH1s

内容
巨大帝国が他民族への侵略を繰り返す世界で、突如謎のウイルスが発生する。感染から生き残った父子と、命を救うため奔走する医師。過酷な運命に立ち向かう人々の"絆"の物語。

発売日:2014年9月25日(上下巻同時発売) ★電子書籍発売中 
ページ数:上巻568ページ/下巻560ページ 
定価:各巻1600円+税
体裁:四六判上製
装画:影山徹 
装丁:坂川栄治永井亜矢子(坂川事務所) 
発行:株式会社KADOKAWA

Yahoo!ショッピング「鹿の王」
Yahoo!ショッピング「鹿の王(上)」
Yahoo!ショッピング「鹿の王(下)」
Yahoo!ショッピング「上橋菜穂子」

上橋菜穂子さんとQ&A

――子供の頃から本が好きでしたか? どのような本を読んでいたか、タイトルや作者などを教えてください。
上橋菜穂子さん まだ、自分では本を読めないくらい幼い頃、本を読んでもらうとうれしかったことを覚えています。自分で読めるようになってからは、本を買ってもらうことが、何よりの喜びでした。
『物語ること、生きること』という本の後ろにリストを載せてありますので、それを見ていただければと思いますが、子どもの頃は、ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』や『十五少年漂流記』のような冒険物語にわくわくしていた一方で、下村湖人の『次郎物語』、坪田譲治の『子供の四季』などの、少し前の時代の子どもたちの日常生活を描いた物語や、パール・バックの『大地』、ビクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』などの海外の物語に夢中になりました。椋鳩十の動物物語も好きでした。
佐藤さとるの『だれもしらない小さな国』や、いぬいとみこの『木かげの家の小人たち』も大好きで、『キュリー夫人』などの偉人伝は、研究者への憧れをかきたててくれましたし、相沢忠洋の『「岩宿」の発見―幻の旧石器を求めて』、シュリーマンの『古代への情熱』のような考古学や歴史関係の本も大好きでした。
そして、中学、高校では、イギリスの児童文学と、欧米の文学をむさぼるように読みました。このあたりは、好きな本があまりに多すぎて列挙するのも大変なので、やめておきます(笑)。

――デビュー作「精霊の木」以前は創作活動をされていたのでしょうか。最初に書いた作品など、デビュー前に書いた作品にどんなものがあったのか教えてください。
上橋菜穂子さん 小学校一年生になったばかりのある日、冒険物語を書きたい、と思って、買ってもらったばかりのノートに、大きな字で『太郎の大冒険』と書き、その脇に、半ズボンをはいた男の子の絵を描いたのが、最初の作品(?)です。ちなみに、書くことができたのは、タイトルと絵だけでした。
中学から高校の頃は、頭の中に物語のイメージは浮かんでも、全体を書くことができずに、書き始めては、途中で止まってしまう、ということを繰り返していました。
それで、短編ならなんとかなるかな、と思って、書いてみたのが『天の槍』という短いお話で、これは、石器時代の少年が、初めて一人で狩りをする場面だけを書いたものでした。
大学から大学院時代に、四百字詰めで千枚を超える物語を書きました。それが、長編で初めて完全に書き終えられた物語です。
世に出すことができなかったこの物語の主人公の名前は「ヴァン」。『鹿の王』の主人公が心の中に生まれたとき、あ、この男はヴァンだ、と感じたもので、彼はその名で生きることになったのでした。

――「鹿の王」では、どのようなことをインターネットで検索して調べましたか?
上橋菜穂子さん 薬や治療方法について、よく検索していました。
インターネットのありがたいところは、例えば、「狂犬病 治癒例」とワードを入れて検索すると、たくさんの事例を読むことができるところで、この検索で、日本獣医学会の記事を読み、米国で実際にあった治癒例のことを知りました。
私はそれまで、狂犬病は発症したら100%たすからないと思っておりましたので、治せる病気であると描くことは出来ないと思っていたのですが、現実に治癒例があることを知ったことで、物語の中で、病の治癒の可能性を描くことができて、本当にたすかりました。
インターネットで治療などの項目を調べるときは、必ず、学会や大学などのサイトで裏付けが取れたものを使うことにしています。書いた方の経歴や、書いた時期、同じテーマでの実証例の数なども必ずチェックするようにしています。


「鹿の王」を書く際にも、インターネットの検索を活用して非常に入念な下調べをされていた上橋菜穂子さん。今後もリアリティにあふれた作品を期待しております!

新着

公式アカウントで最新情報配信中!

  • Facebook

    Yahoo!検索の公式Facebookページ。

  • Twitter
    (@YahooSearchJP)

    Yahoo!検索の公式Twitterアカウント。

こちらもチェック

Yahoo! JAPANトップページをホームページに設定しよう
・気になるニュースをタイムリーに配信。
・あなたの地域の天気をピンポイントで表示。
・地震や津波など緊急の災害情報も、すぐにお知らせ。