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主婦は本当に大変? 33歳のおっさんが一日お母さんになってきた

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2014年12月10日

こんにちは。ヨッピーです。
インターネット上ではよく「子育て論争」が起きております。
つい先日も電車内でのベビーカー利用に対して、「勘弁してくれよ」と述べた記事に批判が殺到しました。

日本男子は、なぜベビーカー女子を助けないのか(外部サイト)

こういった論争が起こる背景には、「子育てに関わった人」と「子育てに無関係な人」の間に生まれる意識の違いみたいなものがあるように僕は思います。
僕は独身の無職ですので子育てなんて一切関わったことがありませんし、「子育てがめっちゃ大変」と言われてもいまいちピンとこなかったりします。
「子育ての大変さ」なんていうものは、やっぱりやってみないことには分からないものかもしれません。
ということで、今回は実際の子育てを体験してみることにしました。

じゃん。「一日お母さん」の爆誕です。
お母さんになり、今まさに子育て中のご家族のお手伝いをさせていただくということであります。

お手伝いさせていただくのはこちらのSさんご夫婦。
共働きなので、やはり仕事と子育ての両立は大変とのこと。

「さすがに小さな子どもを人に預けるのは心配」ということで「外出しない」「丸一日ではなく半日間」を条件にご協力いただきました。

そしてこちらがSさんご夫婦のお子さんで、3歳児の「そう」くん。
言葉はまだ話せないらしい。

最初からお母さんにべったりのそうくん。
お母さんと離れるとギャン泣きする」という事前情報を聞いているのですが、こんな女装したおっさんにはたして心を開いてくれるのでしょうか!?

ちなみにS家の愛犬「たわし」もいます。
異常に人なつっこいのでこちらに関しては問題なさそう。

※撮影には編集担当の播磨谷くんが同行しています。

一日お母さん、スタート!

せっかくなのでご夫婦には久々の「二人の時間」を過ごしてもらうことにします。
はたしてそうくんは、お母さんと離れてもおとなしく過ごしてくれるのでしょうか?

はい。お母さんが出かけた直後にギャン泣きしました。
洗面所に陣取って動いてくれない!

大好きなアンパンマンのオモチャを持ってきたのですが、ピクリともこっちを見てくれません。

そうくんの泣き声を聞きつけた「たわし」も参戦!

よーし、そんな時は......、

「なぜか見せると子どもが泣きやむ」といううわさの、「タケモトピアノ」の動画をそうくんに見せてみよう!

ヨッピー「ほらほら、そうくん、タケモトピアノだよ~~!」

おっ!

おおお!

タケモトピアノを無視して、きかんしゃトーマスの動画を見始めた!
今の3歳児はiPadを使えるのか。普通にタッチ操作してる......!

iPadに夢中になっている隙にリビングに移動!

犬と子どもと主婦(おっさん)。
幸せな光景といえるかもしれない。

とりあえずそうくんにオモチャを与え、おとなしく遊び始めてくれたところで主婦業を開始!

お部屋の掃除をしよう

まずは掃除機をかけよう。
オモチャは片付けても片付けてもそうくんと「たわし」が散らかすので、早々に諦めてそのまま掃除機をかける作戦です。

こうやっておとなしく遊んでくれている間は良いのだけど......、

途中、立ち上がって走り回ったりするので、家事を中断しては様子を見なければなりません。子どもの面倒を見るのは初めてなので、こちらもビクビクしているのであります。
掃除がはかどらない!

鼻水も拭く。

掃除機をかけ終わったら拭き掃除。
ちなみに僕、つい先日ギックリ腰になったので腰にかなりの負担がきます!

......と思ったらいきなり玄関に走り出したそうくん。

そしてギャン泣き。お母さんがいないことを思い出したらしい。

なかば強制的に抱っこをして移動。

ヨッピー「ほーら、そうくん! 戸愚呂兄だよ~!」
播磨谷「3歳児に幽遊白書が分かるわけないだろ」

そんな感じのギャグをカマしていたところ、だんだん機嫌が直ってきた!
ひょっとして高いところが好きなのかもしれない。

今日初めて笑顔を見せてくれたそうくん。

おやつのゼリーも食べてゴキゲン!

そうくんがゼリーを食べている間に掃除を再開します。

と思ったら、そうくんに捕まった。

完全にソファーにされてる。
受け入れられた感があるのはうれしいんだけど、これだと掃除が......! 掃除が......!

播磨谷「あー、なるほど。『子ども中心の生活』ってこういうことかもしれないですね。家事をしようとしても、どうしても子どものペースに合わせなきゃいけないから、ブツ切りでしか家事ができなくなるんだ」

ヨッピー「そうくんはもう3歳だしおとなしいから全然マシだけど、これがもっと小さい子どもだったり、めちゃめちゃ暴れん坊なタイプの子だったらマジで大変だろうね」

「子育てをしながら家事」となるとだいたいこんな感じのループになる。
こいつぁ大変だ!

そして変な体勢で座っていたせいで、腰をやられました

それでも僕のことを「座り心地がまぁまぁ良いソファ」と認識したのか、そうくんがよじ登ってくるのであります。

泣き疲れたのか、そのままお昼寝タイムに突入したそうくん。

この隙にスーパー家事タイムだー!

......と、その前に腰がマジでヤバいのでストレッチタイム。

腰痛に効くストレッチで腰をほぐします!

鏡は古新聞で拭くとピカピカになるし、

台所まわりは重曹とお酢でピカピカになる!

これが......、

こうなります! ピッカピカ!

こういった「掃除のコツ」は、Yahoo!知恵袋で検索するとたくさん出てくる。

掃除機のかけ方から水回りまで、主婦の知恵がたくさん詰まっているのがYahoo!知恵袋だ!

しかし......台所を掃除していると......、

めっちゃ腰にきます。

台所の流しなんかは女性向けに作ってあるのか、身長182センチの僕が使うには少し低く、だいぶ腰を曲げて使うハメになるので腰痛が......!

デフォルトを高めに設計して、身長が低い人が使う時は踏み台を置く、みたいな形の方がひょっとしたら男性も女性も両方使いやすくて良いのかも。
共働きが普通の時代で、男性も女性も家事をするケースが増えていることからも、台所の高さはご夫婦で相談して決めるのが良いかもしれませんね。

ヨッピー「これ、完全に力仕事だわ。子どもを抱えて家事をしなくちゃいけないことを考えると、出産前に体を鍛えておいた方が良いかもしれない」

播磨谷「確かに筋肉つきそう......」

完全に主婦と化した僕。本来は独身の無職ですが。

そうくんが寝たら退屈そうな「たわし」。

退屈なのか、お風呂掃除にもついてきた。

お風呂掃除(?)のご褒美として、「たわし」にご飯をあげる。

そして晩ご飯を作る

18時とそろそろよい時間なので、そうくんの晩ご飯を作ることにする。
さっそくレシピを検索だー!

晩ご飯のレシピは検索でバッチリ! 今回は子どもが大好きなオムライスを作ることにします!

播磨谷「オムライスなんて作れるんですか?」

ヨッピー「人生で一回も作ったことない」

レシピを見ながら四苦八苦して作ったのですが、まあまあ良いデキな気がする!

ケチャップでアンパンマンの顔を描いて完成!

播磨谷「アンパンマン......?」

ヨッピー「ほら。アンパンマンだろ」

播磨谷「まずそう

ヨッピー「失礼なやつだな、この野郎」

はたしてそうくんは、「おっさんオムライス」を食べてくれるのか......?

卵だけ食べたーーーー!

......と思ったらちゃんとご飯も食べてくれました。
表情は険しいままだけど。
あんまりおいしくないのかもしれない......。

ご飯を食べ終わり、「たわし」と一緒に遊びます。

播磨谷「でも、今回の『子育て論』ってナーバスな人が多いから、だいぶ気を付けて書かないと怒る人が出るかもしれませんね。『子育てが大変』なんて親としての自覚がない! なんて言われたりとか」

ヨッピー「確かに。まあ、でも、論争が起こっても問題提起になるし、記事を見てくれる人が増えるのは良いんじゃないかな。ねー、そうくん」

ヨッピー「こういうのを炎上マーケティングっていうんだよ~!」

播磨谷「子どもに余計なことを教えないでください」

ノリノリで僕の顔をかきむしるそうくん。
やめろ! 俺の顔は知育玩具じゃねぇぞ!

どこに連れていかれるのかな? と思いきや。

僕に持ち上げさせてゴミ箱の上に立つそうくん。
ほんとに高いところが好きなのかもしれない。

ハイパーお風呂タイム

散々遊んで汗をかいたので、今度はお風呂に入れることにする。 またギャン泣きされたらどうしよう......と思ったのですが、そうくんはお風呂が大好きらしく、ノリノリで湯船に飛び込んでいった。

「たわし」もお風呂が気になるらしい。
いやー、僕も死ぬほどお風呂が好きだからその気持ちは分かるなー!
そうくん、将来は立派な銭湯マニアになるかも知れない。

ヨッピー「そうくん、サウナってしってる? 最高なんだよ

播磨谷「子どもにサウナを勧めるな」

体を洗って、

髪を乾かす。

そしてベッドで寝かしつける。

そしたら枕元にあったiPadを使い、YouTubeでまたしてもきかんしゃトーマスの動画を見始めるそうくん。
ロック解除も自分でやるし、「戻るボタン」を使っていることから、ちゃんと階層とかを理解しているのかもしれない。
最近の子どもは恐ろしいな......!

結局、全然寝る気配もないので諦めてリビングでご両親の到着を待つことに。
僕は腰が痛くて死にかけております。

そしたらご両親が帰ってきた!

ヨッピー「すごい! そうくんも『たわし』も、二人が帰ってきたら僕に見向きもしなくなった! 現金なやつらめ......!」

播磨谷「まあ、しょうがないですよ......」

共働き夫婦に聞く、子育ての大変さ

ちなみにお二人が外出していたのは15時から21時の6時間。
久々に二人っきりで買い物に出かけたり、バーに飲みにいったりしてきたらしい。

ヨッピー「いやー、おかげさまで子どもを育てることの苦労、みたいなものが少しでも分かった気がします。もっとたくさん子どもがいたり、小さい子どもがいたりする家庭だと『子育ての苦労はまだまだそんなもんじゃないぞ!』って言われるかもしれないけど」

Sさん・妻「そうですね。このあたりはまだ保育園もそこまで入りづらくないですし、職場も割と理解してくれるのでだいぶ助かってますね。後は旦那さんが週に一回は面倒を見てくれるんで、その時はお酒を飲みにいって発散したりしています。これが、待機児童がたくさんいる地域だったり、旦那さんが育児に全然協力してくれない人だったりするとだいぶつらいと思います」

ヨッピー「なるほど。旦那さんはベビーカー論争とかどう思います?」

Sさん・夫「まあ『抱っこひも使え』とか『移動にはタクシー使え』っていうのはひどい意見だと思いますね。そもそも、小さい子どもを連れているとミルクとかおむつとか、どうしても持っていかなきゃいけない荷物が増えるんですよ。そういう荷物を持って、さらに子どもを抱えて電車に乗るってこれ、ものすごい重労働ですよ。じゃあ移動の度にタクシーを使うのかってなるとお金もかかりますし。それだと子育てがお金持ちだけに許されるみたいになっちゃうじゃないですか。それで少子化問題をどうにかしようっておかしな話ですよね」

ヨッピー「確かに......。男の僕ですら、そうくんを抱えて掃除機かけるのはめちゃくちゃ大変でしたもん。女性だったら10分も20分も立ってられないですよ」

ちなみに「ベビーカー論争」については、国土交通省が「ベビーカーを畳まずに乗っても良い場所」を示す「ベビーカーマーク」を公表し、鉄道会社などに車いす用のスペースなどに貼ってもらうように呼びかけており、国が「電車やバスなどでベビーカーを畳まずに乗っても良い」という判断をしたのですが、それに対して「若い母親を甘やかしすぎだ」などというクレームが国土交通省に寄せられているという話もあります。「ベビーカーだから優先されて当然」という態度の人は確かに問題があるかもしれないけど、かといってベビーカーを利用する人々が肩身の狭い思いをするのも優しくない社会な気がする。もっと堂々とベビーカーで電車に乗り込んだって良いはずだ
年金にしろ医療にしろ、社会保障の問題って少子化に起因するものがたくさんあるわけで、一生独身主義の人にも決して「無関係」な話ではない。
もう少し子育てする人々に対して優しい社会であるべきなのでは?

これが国土交通省が公表したベビーカーマーク
「ベビーカーを使って良い場所」を表記するパターンと、エスカレーターなど逆にベビーカーの使用を禁止するパターンがある。

そんなわけで、今回のまとめーーーー!

・犬はかわいい!
・子育てしながらの家事は、思った以上に肉体労働! 特に腰にくるぞ!
・「重曹とお酢」の組み合わせは最強! キッチンからお風呂掃除まで使える!
・「一人で子育て」はかなりしんどい! 周囲の人が手助けすべし!
・電車にベビーカーで乗ったって良いじゃないか!

僕と別れるのが嫌でギャン泣きするかと思ったのに、ご両親と合流してからのそうくんは最後までスーパー笑顔でした。悔しい!

※「こちら検索探偵」は今回が最終回です。約3年間にわたるご愛読ありがとうございました。Yahoo! JAPANでの今後のヨッピーさんの活躍は「スマホの川流れ」でお楽しみください!
これからもヨッピーさんとYahoo!検索をよろしくお願いします!

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ヨッピー(+有限会社ノオト

フリーのライター。平日毎日更新の Webマガジン「オモコロ」(外部サイト)や「探偵ファイル」(外部サイト)で活動中。

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